こんにちは、ヨガ講師育成トレーナーのKenです。
今日は、RYT500 ヨガ哲学 この世は遊びです!では、どう生きる?について解説します!

ヨガに関する本はたくさんありますが、今日はその中でも僕が一番好きな本
「プレイオブコンシャスネス」についてお話ししたいと思います。
この本のテーマは「この世は遊び」ということです。
ヨガの本と聞いて、みなさんはどのようなものを思い浮かべますか?多くの方は、難しくて眠くなるようなものを思い浮かべるかもしれません。実際、ヨガの本の中には眠くなるようなものも多く、ある意味で良い睡眠薬のような効果があるかもしれません。しかし、ヨガを始めたばかりの方にオススメされる「インテグラルヨーガ」や「ヨガスートラ」は意外とシンプルです。
「ヨガスートラ」はヨガの教科書とも言われ、特に「八支則」と呼ばれる8つのステップが有名です。これらの教えは、小学校3年生くらいの子どもでも理解できるような内容です。「手をよく洗う」「正直になる」「一生懸命生きる」などの教えで、特別に難しいことは言っていません。ヨガに興味がある方には、ぜひ一度読んでみてください。
次に大切な本として「バガヴァットギーター」があります。この本は、ヨガを大衆化し、多くの人々に親しまれるものにしたと言われています。
さらに、その後に読んだのが「あるヨギの自叙伝」です。この本は、ヨガナンダさんが悟りに至るまでの感動的なストーリーが描かれています。彼と彼の師匠との関係や、悟りを得た後に様々な超能力を使う描写があり、とても面白いです。
そして、今日お話しするのが「プレイオブコンシャスネス」です。スワミムクタナンダさんが書いたこの本は、タントラ哲学やシッダヨガの教えを基にしています。日本語に訳すと「意識の戯れ」となりますが、要するに「意識の遊び」です。「プレイ」とは「遊び」のこと。つまり、神様は遊び人で、この世の中もその遊びの一環だということです。
普通、私たちは神様というと、真面目で、一生懸命に頑張れば報われる存在だと考えがちです。しかし、この本を読んで感じたのは、神様も気まぐれだということ。どれだけ正しく生きても、必ずしも報われるわけではないのです。サンスクリット語で「遊び」を意味する「リラ」という言葉も、そうした考え方を象徴しています。
ヨガの中では、シヴァの神様が一度まばたきをすると、地震が起こるなどの天変地異が起こると言われています。でも、私たちも意識してまばたきをするわけではなく、ただ気まぐれにしているだけです。ですから、神様のまばたきで何か嫌なことが起きても、それを責めることはできません。
つまり、この世の中は神様の気まぐれで成り立っているのです。だからこそ、私たちも何かがうまくいかないときに、それをあまり深刻に受け止める必要はないのです。むしろ、この世の中の不確実性に備えて、準備をしておくことが大切です。備えがあれば、いざというときにも困らないのです。
神様は遊び人だからこそ、私たちも少し肩の力を抜いて生きても良いのかもしれません。しかし、それはただ適当に生きろという意味ではありません。むしろ、いつ何が起こるかわからないからこそ、しっかりと準備して現実を見つめて生きるべきだということです。
「プレイオブコンシャスネス」は、そういった心構えを教えてくれる本です。少し高価かもしれませんが、興味がある方は一度読んでみてください。
今日は、この本を通じて、ヨガの哲学についてお話ししました。
この世は遊びです。
しかし、だからこそ私たちはしっかりと準備をして生きていきましょう。
この世は遊びです!では、どう生きる?については、詳しくは動画にもお伝えしているのでこちらをご覧下さい。
ではまた。
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