こんにちは、ヨガ講師育成トレーナーのKenです。
今日は、RYT500 苦には2種類あります。真実がわからなければ苦しみから逃れられません...について解説します。

私たちは生きている限り、さまざまな苦しみを経験します。人間関係の悩み、身体の不調、未来への不安——こうした苦しみを完全に避けることはできません。
しかし、ヨガの哲学は「苦しみは絶対的なものではなく、捉え方次第で軽減できる」と教えてくれます。
苦しみの本質とは?
苦しみが生まれるのは、私たちが「こうありたい」「こうなるべきだ」という期待や希望を抱くからです。しかし、その希望が現実と合わなかったとき、私たちは失望し、苦しみを感じます。つまり、苦しみとは「現実と理想のギャップ」によって生まれるものなのです。
しかし、一度立ち止まってみると、その苦しみは本当に実体のあるものでしょうか? ヨガの視点では、苦しみとは「ただの空(くう)」に過ぎません。それは、あたかもぽっかりと開いた穴のようなものであり、そこに実際に何かがあるわけではないのです。
瞬間瞬間の気づきが苦しみを軽くする
私たちは、過去の経験や未来への不安を抱えて生きています。それが積み重なることで、苦しみはどんどん大きくなります。しかし、もし今この瞬間に意識を向け、一瞬一瞬を丁寧に見つめることができたならどうでしょうか?
苦しみは、流れの中でとらわれると強く感じますが、一瞬ごとに切り取ってみると、ただの出来事のひとつでしかないことに気づきます。例えば、「嫌だな」「つらいな」と感じたとき、その感情をそのままにしておくのではなく、「今、私はこう感じている」と観察してみる。すると、苦しみが実はただの変化のひとつであり、時間とともに移ろっていくものだと理解できるのです。
もし、あなたが今何かの苦しみを抱えているならば、その感情を否定するのではなく、一瞬一瞬を切り取って観察してみてください。きっと、「ただ穴が開いているだけ」「それほど大したことではない」と思える瞬間が訪れるはずです。
苦しみとは、変化し続けるもの。
ヨガの智慧を通じて、その本質を見極め、心を軽くしていきましょう。
RYT500 苦には2種類あります。真実がわからなければ苦しみから逃れられません...については、詳しくは動画にもお伝えしているのでこちらをご覧下さい。
ではまた。
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