こんにちは、ヨガ講師育成トレーナーのKenです。
今日は、RYT500 わかりやすくてわかり辛いクラスが良いクラスについて解説します!

月に1回行われるデジー・スプリンガー先生のクラスに毎回参加していますが、このクラスには「分かりやすいけど分かりづらい」と感じる部分があります。今回は、その大切なポイントについてお話ししたいと思います。
「分かりやすい」クラスというのは、最初に結論を伝え、次に何をするか具体的に指示することです。例えば「これからウォーリア2をします」「太陽礼拝Aに入ります」といったように、次に行うポーズの名前を言うと、生徒にとって非常にわかりやすいですよね。初心者の先生に対しても、結論を先に伝えることの重要性をよく話します。
しかし、ここにひとつ問題があります。
いつも同じパターンだと、生徒の注意が薄れがちになるんです。「またこれか」と聞き流してしまったり、意識が散漫になってしまうことも。そのため、あえてポーズ名を言わずに次に何をするかを伝えない場合もあります。実はデジー先生も、その当たり前のことを言わないんです。
例えば「次はこのポーズです」と一言で言ってしまえば、生徒は理解しますが、それだと思い込みや油断が生じます。すると、「ああ、これか」といつもの自分の癖で動いてしまい、新たな気づきや発見がなくなってしまいます。
だからこそ、デジー先生は、あえてポーズを細かく分解して指示を出すんです。
「右手を上げて、腰を引いて、手を斜め前に伸ばして…」といった具合に、1つ1つの動きを細かく指示されると、思い込みを打破し、動きに対して再び新鮮な気づきを得ることができます。こうして、今までと違う体の使い方や新しい発見が生まれます。
しかし、すべての動きをこうした細かい指示で行うと、さすがに頭が混乱し、動きが鈍くなってしまうこともあります。だからこそ、「分かりやすさ」と「分かりづらさ」の両方をバランスよく取り入れることが、良いクラスを作るポイントなのです。
結論を伝える部分と、あえて分かりづらく細かく指示を出す部分、この2つがうまく融合すると、生徒にとっても非常に充実したクラスになります。
わかりやすくてわかり辛いクラスが良いクラスについては、詳しくは動画にもお伝えしているのでこちらをご覧下さい。
ではまた。
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